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河西邦人

Author:河西邦人
札幌学院大学教授。企業経営から地域経営までをカバーする。北海道公益認定等審議会会長、北海道地域雇用戦略会議メンバー、北海道コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス協議会会長、江別市、北広島市、夕張市、石狩市、積丹町、ニセコ町等のまちづくりアドバイザー、各種起業講座や経営講座の講師など公的活動を行っている。北海道NPOバンク理事を通じた社会活動にも従事。著書として、『コミュニティ・ビジネスの豊かな展開』(監修)、『NPOが北海道を変えた。』(分担執筆)、『ソーシャルキャピタルの醸成と地域力の向上』(共著)、『ドラマで学ぶ経営学入門』(単著)がある。

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「どんど晴れ」第6週のあらすじと経営的視点

1 あらすじ
 朝倉夏美の父が、結婚を取り止めにしたことをやっと許してくれた、と加賀美柾樹が盛岡まで伝えに来た。柾樹に会えて喜んだ夏美は、大女将の指示による仲居修行と関係のない庭園管理のための慣れない土木作業も頑張って行う。
 柾樹が横浜へ帰った後、夏美の女将修行を認めた父、朝倉啓吾の発案で朝倉一家は加賀美屋へやって来る。しかし、宿泊予約をしていなかったため、加賀美伸一が空き部屋はないので、他の旅館を紹介する、と言って追い返す。伸一の態度に怒った一家は夏美が住む、イーハトープへ行き、歓迎される。
 翌日、朝倉一家は大女将に挨拶をしに行き、責任を持って修行させるという大女将の言葉を聞き、安心する。そして、朝倉一家は加賀美屋に泊まることになったが、そこで見たのは、土木作業をしている娘の姿である。
不安になる朝倉一家に対して、伸一や仲居頭が旅館経営や女将の仕事の大変さを吹き込み、さらに不安にさせた。父は夏美に横浜へ帰って来いと言うが、夏美は聞き入れない。父は大女将に横浜へ夏美を連れて帰りたい、と言うが、大女将から夏美を女将に育てる覚悟を聞き、やっと安心する。
 夏美が植え替えた木は弱っていたが、番頭から植え替えた直後の木には水をやらないほうが根を十分張らせ、丈夫に育つという助言をもらう。夏美はその言葉を聞き、自分に対する厳しい修行は加賀美屋に根付かせ、女将として強く育てるためと気づいた。

2 経営的視点「次世代のリーダー育成」
 企業の継続性を追求するため、大女将や女将は次の世代を担っていく女将を育てていかなければなりません。そのことを十分理解している女将の加賀美環は自分の長男が社長への道を断たれるかもしれず、感情的におもしろくないものの夏美の修行を真剣に行っています。そこが環の女将としての品格を感じるところです。
 女将は旅館の中でリーダーとしての役割を果たさなくてはなりません。女将は旅館の看板として、顧客や状況に応じて「おもてなし」を自ら考え、実践し、仲居や板場を動かしていかなければなりません。そのため、人から教わっておもてなしの心と行動を学ぶだけではなく、自ら気づき、考え、身につけていく、必要があります。いわば、サービス業における「暗黙知」(言葉や文字にしにくい、体で覚えている知識)を自ら創造しなくてはなりません。
 そのため、女将が夏美へ手取り足取り教えるのではなく、夏美が自らの仮説に基づき、実践し、検証させることをさせているのかもしれません。そこから生じるリスクはありますが、大女将も女将も夏美に女将としての潜在的資質を見抜いているから、そうした育て方をしているのかもしれません。
 
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テーマ : 企業経営 - ジャンル : ビジネス

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