プロフィール

河西邦人

Author:河西邦人
札幌学院大学教授。企業経営から地域経営までをカバーする。北海道公益認定等審議会会長、北海道地域雇用戦略会議メンバー、北海道コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス協議会会長、江別市、北広島市、夕張市、石狩市、積丹町、ニセコ町等のまちづくりアドバイザー、各種起業講座や経営講座の講師など公的活動を行っている。北海道NPOバンク理事を通じた社会活動にも従事。著書として、『コミュニティ・ビジネスの豊かな展開』(監修)、『NPOが北海道を変えた。』(分担執筆)、『ソーシャルキャピタルの醸成と地域力の向上』(共著)、『ドラマで学ぶ経営学入門』(単著)がある。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「どんど晴れ」第5週のあらすじと経営的視点

1 あらすじ
 加賀美カツノは大女将へ復帰し、朝倉夏美も仲居修行へ戻る。同僚の佳奈やイーハトープの住人と楽しい生活を送っていた。そんな時に韓国人俳優のジュンソが一人で加賀美屋へ宿泊しにきた。仲居はもちろん、女将までも有名俳優が宿泊するとあって落ち着かない。
 一方、加賀美柾樹は立案したブライダル企画が採用され、その仕事の目処がつくまで会社を辞めて、盛岡へ戻れなくなってしまった。それを聞いて夏美はがっかりする。
 ジュンソは以前、出会った夏美に盛岡の案内をしてもらうことになった。立ち寄った喫茶店で柾樹と電話で喧嘩してしまう。それをみたジュンソは盛岡にかつての恋人探しに来た、と告白し、夏美に協力を依頼する。イーハトープのオーナーにも協力してもらい、ジュンソの恋人探しに奔走するが、見つからない。
 売れっ子のジュンソが仕事に戻るため、盛岡を去る日が来た。ジュンソも夏美も諦めようとするが、大女将に諭される。イーハトープのオーナーが人脈をたどって、ジュンソが地元ラジオへ出演させてもらえることになった。ラジオ出演をした翌日に、ジュンソは無事、元恋人と再会を果たす。

2 経営的視点「理念の共有」
 夏美は性格が良い女性で、困った人を手助けしたくなるのでしょう。しかし、旅館の仲居として、顧客のプライベートな問題にどこまでコミットすべきでしょうか。またジュンソにしたようなサービスを、困りごとを抱えた全顧客へ同じように提供できるでしょうか。もし、有名俳優に最良のサービスを提供し、その美談がマスコミで取り上げられることで、加賀美屋の評判を高めるというコミュニケーション戦略を考えての行動としたら、女将としての戦略性を持つといえます。
 米国のフォーシーズンズ・ホテルの有名な逸話として、商談のために使う予定であったフロッピーディスクを客室へ忘れた顧客を、従業員が飛行機で追いかけ、フロッピーディスクを返した、ということがあります。これはフォーシーズンズ・ホテルのスタッフに課せられたサービスの理念と、そこから生じる行動基準に合致したから、ホテルの全スタッフに支持されたのでしょう。
 夏美が取った行動が、加賀美屋の従業員に支持されていたかというと、夏美に対する個人的感情もあって、残念ながら支持を受けていたと言い難いようです。それは加賀美屋のサービスの理念が曖昧なのか、大女将の理念が共有されていないか、の問題がありそうです。
 ところで、ジュンソの人探しのため、夏美は役所へ行き、個人情報を聞き出そうとしていましたが、個人情報保護法が施行されてから、役所は個人情報の保護に厳しくなっています。ジュンソに対して、地元の優秀な探偵会社を紹介し、探偵社に調査してもらうことが、現実的な解決策でしょう。
スポンサーサイト

テーマ : 企業経営 - ジャンル : ビジネス

<< 「どんど晴れ」第6週のあらすじと経営的視点 | ホーム | 「どんど晴れ」第4週のあらすじと経営的視点 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。