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河西邦人

Author:河西邦人
札幌学院大学教授。企業経営から地域経営までをカバーする。北海道公益認定等審議会会長、北海道地域雇用戦略会議メンバー、北海道コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス協議会会長、江別市、北広島市、夕張市、石狩市、積丹町、ニセコ町等のまちづくりアドバイザー、各種起業講座や経営講座の講師など公的活動を行っている。北海道NPOバンク理事を通じた社会活動にも従事。著書として、『コミュニティ・ビジネスの豊かな展開』(監修)、『NPOが北海道を変えた。』(分担執筆)、『ソーシャルキャピタルの醸成と地域力の向上』(共著)、『ドラマで学ぶ経営学入門』(単著)がある。

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「どんど晴れ」第4週のあらすじと経営的視点

1 あらすじ
 朝倉夏美は山本へのもてなしを山本から誉められ、仲居修行にますます意欲を持つ。そんな朝倉夏美の姿を見て、自分の嫁である恵美子を女将にしたい加賀美伸一は不安に感じる。そこで加賀美伸一は母親であり女将でもある加賀美環に加賀美恵美子の修行をさせるよう頼み、承諾してもらえる。
 加賀美恵美子の実家も老舗旅館で、将来の女将を含んで加賀美家へ嫁入りした。二人の息子の子育てが忙しく、旅館の仕事はしていなかった。子育てへの不安を感じながらも、旅館の仕事を始める。
 加賀美家の家事を引き受けていた加賀美恵美子が旅館の仕事をするようになるため、朝倉夏美が家事をやることになった。仲居修行をできなくなるため、少し不満であったが家事も一生懸命行う。
 加賀美恵美子は大女将が仕事をできない分、旅館の仕事を忙しくこなすため、子供たちと過ごす時間もない。子供たちはそれが不満で、学校から家へ戻ってこなかった。加賀美家は大騒ぎになり、みんなで探したが、たまたま「イーハトープ」のオーナーが子供たちを見つけ、保護する。
 加賀美恵美子は子供のために、女将修行を先延ばししたい、と申し出る。大女将はそれを認め、大女将も仕事へ復帰し、朝倉夏美も仲居修行へ戻る。

2 経営的視点「ファミリービジネス」
 ファミリービジネスの場合、一族の中から経営者を出し、企業の支配権と経営権を継承していきます。多くは長男が経営権を継承し、その嫁が女将になる。もしくは長女が女将になり、その娘婿が社長になる。ただし、加賀美柾樹の父親が失踪したように、なにかあった場合、他の家族が企業を継承する。
 こうしたファミリービジネスの強みは、経営者が企業の永続性に対して強いコミットメントを持つことと、経営に対しての団結が強いことでしょう。
 一方、弱みは家族の中から経営者や女将を出していくので、必ずしもリーダーとしての資質が十分でない人でも、経営者や女将にせざるを得ないことも出てくることです。加賀美家の男性、柾樹の父親のように失踪してしまったり、あまり優秀な経営者のように見えない加賀美久則(大女将の次男で女将の夫)など、老舗旅館の経営権を継承する人間として疑問が残ります。しかし、家族であるから、経営者になってしまう。
 したがって、後継者の育成訓練が重要になり、後継者の育成は先輩経営者や女将の大切な仕事です。また家族間の関係や感情が経営に持ち込まれ、家族問題が経営問題に連動してしまう懸念、家族以外の高い能力を持った従業員のコミットメントを減退させてしまう懸念があります。
 大女将が嫁姑の問題を旅館経営に持ち込んでいるような気がしてなりません。女将とその長男の加賀美伸一が企てている旅館をホテルにしようとする計画を大女将が食い止めるためであったら、大女将としてきちっと旅館のビジョンを示し、大女将が女将を納得させるのが本筋ではないでしょうか。
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テーマ : 企業経営 - ジャンル : ビジネス

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