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河西邦人

Author:河西邦人
札幌学院大学教授。企業経営から地域経営までをカバーする。北海道公益認定等審議会会長、北海道地域雇用戦略会議メンバー、北海道コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス協議会会長、江別市、北広島市、夕張市、石狩市、積丹町、ニセコ町等のまちづくりアドバイザー、各種起業講座や経営講座の講師など公的活動を行っている。北海道NPOバンク理事を通じた社会活動にも従事。著書として、『コミュニティ・ビジネスの豊かな展開』(監修)、『NPOが北海道を変えた。』(分担執筆)、『ソーシャルキャピタルの醸成と地域力の向上』(共著)、『ドラマで学ぶ経営学入門』(単著)がある。

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牛の願いを、酪農に夢を

1 話の概要
 関東農業大学で学ぶ6人の若い男女学生が3ヶ月の牧場研修を受けるため、北海道北見別町(架空の地域)へやってくる。6人はそれぞれの事情を抱え、卒業用件を満たすためにしかたかなく来た、という学生もいる。受け入れる町の酪農家たちは学生の仕事ぶりに不満を持つが、町のためにということで受け入れている。
 6人の中で高清水高志は北見別町出身で、他の学生2名と共に自分の実家の高清水牧場で研修することになる。高清水高志は大学を辞めようと思っているため、父をうまくいっておらず、研修先の実家の牧場でいろいろ問題を起こす。しかし、大学での勉強によって得た知識だけはなかなか牛の世話はうまくいかないため、酪農家を実家に持つ高清水高志がいろいろ他の学生に指示をし、頼りにされている。それに対して研修学生の班長である真野統平は複雑な気持ちになる。

2 日本の酪農の現状
 景色の良い夏の北海道で旬の若手俳優を集めて人気ドラマを作ろう、そんなコンセプトかもしれません。しかし、なぜ酪農を舞台にしたドラマなのでしょうか。酪農業に対するテコ入れというのはうがった見方でしょうか。実は日本の酪農業、中でも生乳の46%を生産する北海道の酪農業は厳しい状況です。

 昨年、北海道では供給過多になり乳牛を廃棄する自体になり、ニュースで大きく取り上げられました。乳牛を原材料にした乳製品は少子化、カロリーの高い飲食物を嫌うダイエットブーム、といった要因から消費量が低下しています。1994年に516万キロリットルの乳製品生産量は2005年に426万キロリットルへ減少しています。
 酪農業を巡る経営環境の厳しさから、廃業する酪農家もあり、酪農家の数は減少しています。1989年に全国で66,700戸あった乳牛生産者は、2004年に28,800戸へ減少しています。その間の1戸当たりが飼っている牛の数は30頭から59頭へ増加し、乳牛生産者は大型化していると言えるでしょう。大規模乳牛生産者しか生き残れない状況かもしれません。
 農林水産省の調査によれば、平成17年度の酪農家1戸当たりの農業粗収益は3,469万円、農業経営費2,716万円、所得は753万円です。粗収益は乳価の低迷、乳牛取得費用の上昇で、所得は減少気味だそうです。主業農家の平均世帯所得が414万円なので、普通の農家よりは所得は良いものの、20頭未満の小さな牧場の所得平均は236万円、100頭以上の牧場の所得平均は2,038万円です。その数字から見られるように、規模の経済が働くビジネスなので、飼う牛を増やそうとすれば投資も大きくなり、失敗したときのリスクが高いビジネスなのでしょう。

 北海道でも主を失った牧場が少なからず見受けられます。また、日本とオーストラリアの間でFTAの交渉が開始され、北海道の酪農業へ悪影響を与えると予想されています。酪農に夢を持てるドラマになるのでしょうか?
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