プロフィール

河西邦人

Author:河西邦人
札幌学院大学教授。企業経営から地域経営までをカバーする。北海道公益認定等審議会会長、北海道地域雇用戦略会議メンバー、北海道コミュニティビジネス・ソーシャルビジネス協議会会長、江別市、北広島市、夕張市、石狩市、積丹町、ニセコ町等のまちづくりアドバイザー、各種起業講座や経営講座の講師など公的活動を行っている。北海道NPOバンク理事を通じた社会活動にも従事。著書として、『コミュニティ・ビジネスの豊かな展開』(監修)、『NPOが北海道を変えた。』(分担執筆)、『ソーシャルキャピタルの醸成と地域力の向上』(共著)、『ドラマで学ぶ経営学入門』(単著)がある。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「どんど晴れ」第8週のあらすじと経営的視点

1 あらすじ
 加賀美屋へ訪れた顧客の子供を無断で祭りへ連れ出し、喘息の発作を起こさせてしまう不祥事が原因となって、朝倉夏美は何も言わず、加賀美屋から逃げ出してきた。イーハトープのオーナーから夏美がいなくなったと教えられた加賀美柾樹は夏美を優しく迎え、夏美から事の顛末を聞き、女将修行を一人でさせたことに責任を感じる。
 夏美は柾樹のアパートに泊まり、実家へ行ってみるが、父朝倉啓吾から、女将修行を途中で投げ出した娘を迎え入れるわけにいかない、と追い帰される。
 柾樹は盛岡へ一時帰省し、大女将に夏美の件を謝罪する。そして、夏美が女将修行を止めるので、夏美を幸せにするために自分も旅館を継ぐのを止める、と大女将に告げる。大女将はがっかりするものの、柾樹の考えを納得し、認める。
 柾樹が旅館を継がないと大女将へ伝えたことを聞いた女将の加賀美環とその一家は喜ぶ。女将の長男である加賀美伸一は旅館をリゾートホテルへ転換する構想に力が入り、妻の加賀美恵美子には女将修行を再開するよう言う。
 盛岡から帰った柾樹は、夏美に女将修行をもうする必要がない、自分も旅館を継がないと、伝えた。それを聞いた夏美は柾樹の旅館に対する想いを断ち切らせてしまった自分を責めた。そして、柾樹に旅館を継いでもらうため、夏美は婚約解消を申し出る。

2 経営的視点「上司の責任、部下の責任」
 組織として仕事をしていくためには、組織の中で役割分担をし、分業による効率化を図ります。加賀美屋では客室担当、厨房担当、総務担当という水平分業。大女将、女将、仲居頭、仲居、仲居見習い、板長、板前、社長、番頭、という、命令の指揮系統で分けられる垂直的分業。水平的分業と垂直的分業があって、旅館を運営できます。
 垂直的分業では、上司は自分の部下へ命令、指示を出す権限を持ち、与えられた目的を達成する義務と責任を持ちます。部下は上司の権限を受け入れ、上司の命令、式に従って仕事をしていく義務と責任があります。そして、仕事をしていく中で、上司へ報告、連絡、相談(3つ合わせてホウレンソウと呼びます)する義務を負います。その代わりに、目的が達成できなかった責任は上司が中心的に責任を負います。大女将、女将、仲居頭で夏美の指導係だった時江が夏美が起こした不祥事の責任を取ったのも、組織の垂直的分業からすれば、夏美の過失が大きいものの致し方ないところです。
 朝倉夏美は実家の小規模な店で働いていたせいか、組織の中で仕事をしていく意識が弱かったようです。そして上司である仲居頭の時江の命令を無視し、大女将や女将へ報告、連絡、相談せず、顧客の子供を連れ出しました。こうした行動はもし、結果が良かったとしても組織の中で働く以上、認められません。
 そして、夏美が混乱し、傷ついたとはいえ、誰にも何も言わず、職務放棄し、横浜へ帰ってしまった行動は社会人として非常識です。また、お世話になったイーハトープのオーナーに、置き手紙だけで部屋を出て行く身勝手な行動は、おもてなしの心のかけらもないように思います。
スポンサーサイト

テーマ : 企業経営 - ジャンル : ビジネス

<< 「ホテリアー」(テレビ朝日放送中)~概要~ | ホーム | 「どんど晴れ」第7週のあらすじと経営的視点 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。